占いとバーナム効果

一見「これは自分に当てはまる!」という文章であったりしても、それは「バーナム効果」という心理作用が働いている可能性が高いです。
このバーナム効果を簡単に説明すると、誰にでも当てはまるようなメッセージを自分だけに向けて発信されていると思ってしまうことを指します。
日常の様々な場面で使われていますが、最もわかりやすく使われている例が占いでしょう。

バーナム効果が使用されているもっともな例が無料の占いです。朝のニュース番組で流れる星座占いや無料の占いサイトなど、不特定多数に向けた占いでよく利用されます。
「普段は几帳面で真面目だが、たまにやるべきことを投げ出したくなることがある」というようなことは多くの方が当てはまるでしょう。
誰しも真面目に取り組むことは何かしらありますし、人の集中力には限界がありますから時にはちょっとサボって休みたいなんて思うことがあるのも当たり前です。
そしてこれを聞いて「当たっている!」と感じると、今度はその後の言葉も次々と当てはまっていると思い込んでしまうのです。